ZOZOの創業者である前澤友作氏が民間人初の宇宙旅行を宣言し、一緒に行く同行者を募ってから約二年弱。16日、宇宙飛行士の最終試験に合格したことが自身のツイッターにて明らかになりました。ロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センターにて100日間にも及ぶ訓練を終え、12月8日からはカザフスタンからISS(国際宇宙ステーション)に向かい12日間滞在する予定になっているそうです。また、現金をプレゼントする活動はそのまま続け、宇宙からお金を送るとのことです。
このように民間人の宇宙旅行が現実的になってきている今、国内でも前よりより多くの人が宇宙旅行について興味を示してきているのではないでしょうか。今回は宇宙旅行についての3つのことを紹介したいと思います。
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どんな会社を使って行ける?
宇宙旅行ビジネスを現在行っている会社は主に5つあり、ワールド・ビュー・エンタープライズ、スペースX、ブルーオリジン、ヴァージン・ギャラクティック、スペース・アドベンチャーズがあります。
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金額
テスラの共同創設者であるイーロン・マスク氏が創業し、9月に本人も搭乗し帰還したスペースX社は90分ごとに地球を一周する宇宙旅行で、金額は一人55億円ほどではないかと言われています。
また、アマゾン・ドット・コムのCEOであるジェフ・ベゾス氏が手掛ける企業ブルーオリジンがオークションに出した宇宙旅行の座席一つは約30億円で落札されました。
他には、ワールド・ビュー・エンタープライズは約1100万円、ヴァージン・ギャラクティックは約2200万円、スペース・アドベンチャーズは約22億などと各社の旅行プランや滞在時間にも違いがあるため、金額にばらつきがあります。
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何が必要?
まず、旅行の費用を貯める、予約をする前に、家族の理解を得ましょう。莫大な金額だけでなく、リスクが伴うこともあります。家族の了承を得て、何の目的で挑戦するのかを明確にして行くことがおすすめされています。
さて、宇宙旅行の費用が手配でき、予約が完了したら、それで旅行に行くことが出来るわけではなく、現状では訓練を受ける必要があります。
座学で宇宙に行く際に必要な情報、知識を学び、無重力体験の訓練、健康診断が必要になります。
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おわり
世界的に工具や電子部品を販売しているRSコンポーネンツが運営するウェブサイトDesignSpark内の衛星コンステレーションに関する記事によると、半導体をベースとした宇宙機の開発がカリフォルニアでは既に始まっていることや、JAXAによると現在、小さめの衛星をスペースプレーンよりも低価格で打ち上げることを目指し開発を進めていることも明らかになっており、私たちの知らない間に宇宙旅行がもっと身近になるように技術は発展していっているのです。もう少し低価格で大金持ちなセレブでなくても気軽に宇宙旅行が出来るようになる未来はそう遠くないのかもしれません。