相手の才能をのばす方法と人を育てるときに注意すべきラベリング効果

こんにちは!今日も人付き合いが楽になる方法を紹介します。

今日は、人を育てることについてです。

子育てに限らず、部下や後輩を指導する際には、育てる側に「こうなってほしい」という思いがあります。

例えば子どもが、親の思いと違う行動をした時につい「あなたはダメな子」と言ってしまった。
そしてそれを毎日子どもに言い続けてしまう。

これは子どもに、「ダメな子」というラベルシールを貼ってしまっているのと同じ行為です。
そうするとシールを貼られた子どもは、どんどんラベル通りの子になってしまいます。

今回は、下記ポイントで人を育てる立場の方向けに

・人を育てるときに注意すべきこと
・ラベリング効果について
・相手の才能をのばす方法

認定心理士資格と中学・高校の教員免許を持つ筆者(京都人)が、心理学と教育の両方の観点から説明していきます。

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ラベリング効果とは

ラベリング効果とは「あなたって○○だよね」とラベルを貼るように言って聞かせると
多少事実とは異なっていても、本当にそうなっていくという不思議な心理効果です。

例えば「あなたは真面目だよね」という言葉を何度も何度も繰り返し、相手に言っていると
相手の深層意識に刻み込まれ、自己イメージが再形成されます。

何度も「真面目」と言われているうちに、結果的に本当に真面目な人間になってしまうのです。

 

ラベリング効果がなぜ危険なのか

ラベリング効果は本質的には暗示を使っているため、使い方を間違えると洗脳になったり、
相手自身が望まない方向に進んでしまう可能性があります。

例えば、学校の先生がAという生徒には「君は真面目だね」と繰り返し伝え、Bという生徒には「君は不真面目だね」と繰り返し言うとします。
そうすると先生の中でも、Aは真面目、Bは不真面目と認識されますが、それだけでなく実際にAとBに差が出てくるようになります。

そして段々、先生だけでなく、周囲のクラスメイトや親からも同じように扱われるようになります。
この段階までいくと、A自身、B自身も自分に貼られたラベルをはっきり自覚するようになり、自らそのラベルに相応しい行動をとるようになってきます。

もちろん人それぞれ特色があり、「あなたは優しい性格」、「あなたは天然ボケ」、「あなたはおちゃらけ」と個性を見つけることはできます。でもあなたの一言(の繰り返し)でラベリングされてしまう側のことを考えると、不用意にラベルを貼ってしまうのは危険ではないでしょうか。

また、ラベリングしているという自覚なしに、意識せずに相手をラベリングしてしまうことで
相手の成長をさまたげてしまう原因になることがあります。

 

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相手の才能をのばす方法

ラベリング効果がその効果を発揮するときは、相手の才能をのばすとき、相手に自信を持ってもらいたいときです。
ここでうまくラベリング効果を利用すれば、相手に自信を持たせたり、相手の才能をのばしたりすることができます。

例えば、あなたの後輩が「緊張しやすいので、プレゼンがうまくいくか心配です。」と相談してきた場合、どうアドバイスすると良いでしょう。
私がアドバイスするとすれば、以下の2点です。

<1点目>

緊張しないようにする方法、知ってる?
「緊張」という言葉を言わないことだよ。

「緊張しないようにしよう」と言い聞かせると、「緊張」という単語を脳が認識して緊張してしまうから、「リラックスする」 などの、別の単語を思い浮かべてみよう。

<2点目>

私から見るとあなたはいつも落ち着いているし、丁寧に対応してるなって思うよ。
頑張り屋のあなたなら、普段どおりにやれば大丈夫だよ。

1点目はラベリングとは関係ないですが、心理学の考え方です。
2点目はラベリング効果に近いもの。「あなたは○○だね」を取り入れたものです。
言うタイミングが一度であれば、何度も繰り返し言い聞かせるよりは効果が薄いかもしれません。機会があれば、何度か励ましてあげると、より自信を持ってもらえそうです。

 

ラベリングを使って、相手に自信を持たせるようにするには

ラベリングを使って、相手に自信を持たせるようにするには、相手にとって有益となるラベルを貼る必要があります。

あまりにも現実とかけ離れている言葉をかけても、相手も納得できないと感じるかもしれませんので、
相手が頑張っているところを見て素直に感じた長所や、もう少しで長所になりそうなことを伝えてあげると良いでしょう。
あなたの言葉掛けにより、長所を伸ばすお手伝いができます。

 

人を育てるときに注意すべきこと

人を育てるときに注意すべき点は、自分が与える影響を意識することです。

相手を決めつけてしまったり、この程度の人だと見限るのは簡単です。
でも相手の成長を望んでいるのであれば、どこまで可能性を引きだせるか試してみませんか。

育てられる側が、あなたを信用していればするほど、あなたの言葉は大きな影響を持ちます。
それを自覚すること、不用意な発言を防ぐことができます。

子どもに注意するとき、「あなたは意志が弱いから、集中しないとダメだよ」という言葉も、何度も繰り返し言い聞かせていると
「意志が弱い」がラベリングされるため、子どもはいつまでも「意志が弱い」ままになります。

あなたの何気ない言葉で、相手の成長や可能性を止めてしまうことがないように気をつけましょう。

 

人付き合いが楽になるアドバイス

良くも悪くも、人は人の影響を受ける。あなたの行動や言動は相手の思考に影響を与える。(特に親子関係なんかは)

愛を与えられるんは、愛をもらってるからやし、人に優しくできるんは、自分が優しくされたことがあるから。

悪いところは目につきやすいけど、良いところを褒めて長所をのばして、自信をもたせてあげられるようにしよな。

 

まとめ

ポジティブにもネガティブにも捉えられる言葉。
人を育てる立場の方には、言葉の持つ力を知っていただき、言葉を使って、相手の力を伸ばすことができることを感じていただければと思います。

ラベリング効果を使うことで、相手を思うように動かすというよりは、
相手の自信を持たせるためや、才能を伸ばすためにラベリングの手法を使ってみてくださいね。

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