女子高生の間で流行っている「ゼンリー(Zenly)」とは、お互いの位置情報を共有できるアプリのことです。
テレビでも取り上げられ話題となっていますが、ゼンリーには位置情報共有以外にも機能がいくつかあるようです。
「位置情報を共有し合い、ずっと繋がっている」と聞くと、怖い!と感じる人も多いよう。
本記事では、ゼンリーの機能について、そしてゼンリーを利用する危険性やメリットについて調べてみました。
ゼンリーとは!位置情報共有アプリ!
ゼンリーとは、お互いの居場所を共有できるアプリです。
相手の居場所がリアルタイムに分かるだけでなく、滞在時間やバッテリー残量までアプリ上に表示されます。
ゼンリーは無料で簡単に登録ができますが、位置情報はお互いが承認した人にしか知られません。
地図上に表示されるのは友達と、友達との共通の友達で、いつでもチャットができるようです。
そして、誰と一緒にどこで過ごしたかをベースに、仲良し(友達)ランキングも表示されちゃうそう。
下記がアプリの公式メッセージです。
友達同士で一番よく送られているメッセージって「いまどこ?」なんだって
Zenlyを使えば、もうそんなメッセージ送る必要ないよ!
Zenlyは、仲良しの友達とのコミュニケーションアプリです
世界では数百万人がすでに登録し利用しています!
テレビやメディアでも女子高生が一番使っているアプリとして紹介されました
ゼンリーとは!怖い?
ゼンリー怖い、、と思う方も多いようです。
高校生でも全員がやっている訳ではないので、怖いな、、と感じている方もいると思います。
ネットでも「怖い!」と言う声が多く見られました。
ずっと監視されている事に、息が詰まりそうと感じる方も。
え、女子高生に流行ってるアプリ
ゼンリーてやつこわい…友達の互いの
位置情報わかるとか…家やバイト先の滞在時間までわかるらしい…
「今この子家にいるから遊びさそえると
かすぐわかるから便利ー!」だって怖😱😱😱😱
— 。ゅんゅ。 (@yuruyuchA0404) October 13, 2019
高校生だけど ゼンリーとか入れようと思った事ないし気持ち悪いと思う
きっと高校生でも同じ考えの人居ると思うし 全員に流行っている訳ではないって分かって欲しい#ワイドナショー— Add your name (@_an_onym_ous) October 13, 2019
ゼンリーなんてアプリ怖すぎる!!!位置情報共有?滞在時間を知れる?一緒にいた時間の友達ランキング?息詰まって倒れ死そう(笑)現代のJKだったら生き抜かれへん#ワイドなショー
— ルディ(୨୧HTZ46୨୧) 秋ですね🍁🍄🌰 (@r_u_d_y0406mk) October 13, 2019
ゼンリーとは!危険性やメリットは?
ゼンリーを利用する事の危険性やメリットを考えてみましょう。
危険性を知った上で利用すれば、メリットを生かすこともできるかもしれません。
ゼンリーの危険性①ストーカー被害
位置情報アプリの危険性と聞いて、一番すぐに思い浮かぶのが「ストーカー被害」
ゼンリーにも友達申請なるものがあり、友達の友達も地図上に表示されるので直接関係のない人からも、チャットや友達申請がくる可能性も。
共通の友達が多いと追加しちゃうケースも多いと思いますが、前からあなたを狙っていた人だったら怖いですよね。
自分の位置情報を教えるのは、知っている人や、限られた人にしておくのがベターです。
決して見ず知らずの人を追加しないように。利用する場合は、信用できる身近な人だけを承認しましょう。
ゼンリーの危険性②友達とギクシャクする可能性(いじめ)
ゼンリーを、コミニュケーションアプリとして、友達とのやりとりに利用するかもしれません。
地図上の友達が同じ場所に2人以上いると「一緒にいるよ」マークが出ます。
「私、呼ばれてない」なんて事もあるかもしれません。(逆も然り。)
「ゼンリー使わないと仲間外れにする友達なんて、友達とは言わないよ」なんて
綺麗事だけでは片付けられない問題ですが、お互いの位置情報が分かることはメリットもあれば、デメリットもあることを覚えておいてくださいね。
例えば、家にいると地図上で表示されている時に「今家にいるんでしょ?遊びに行こうよ」と言われると、行きたくなくても断りにくいですよね。
はっきり「気分じゃない」と言い合える友達ならいいですが、トラブルに発展する可能性も無きにしもあらず。
ゼンリーというアプリを使うのは自由だが、問題は本当はやりたくないのに付き合いでやってる子が必ずいる事だと思う。#ワイドナショー #ゼンリー
— ららーな (@raraaaana) October 13, 2019
ゼンリーのメリット:迷子になった時
ゼンリーを使う事のメリットは何でしょうか。
友達との待ち合わせ場所にたどり着けず、迷子になってしまった時は、地図を見ればどこにいるかすぐに分かるので便利かと思います。
また家族で利用する場合には、子供やお年寄りが迷子になった時に、地図上で発見できるというメリットもあるかもしれません。
日本の行方不明者数(警察に行方不明届が出された数)は、年間で8万人以上(平成29年は8万4850名)。
うまく使うことが出来れば、事件や事故の抑制になるかもしれません。
・・・とは言うものの、子供でもお年寄りでも、誰しもがプライバシーの権利を持っており、個人を尊重する必要もあります。
監視するだけが愛情でもないので、難しいところですよね。
ゼンリーとは:まとめ
子供からゼンリーの利用について相談があった時は、
頭ごなしに「ゼンリーを使ってはだめ」と注意するよりも、
「なぜ使いたいのか」「使う必要があるのか」をヒアリングし、使用の危険性を認識してもらいましょう。
彼氏から「ゼンリーを入れて欲しい」と言われた場合は、ちょっと束縛が激しい男性である可能性が高いです。
あなたがどこで何をしているかを知りたい、と思ってくれるのは嬉しい事ですが、
「なぜ使いたいのか」をヒアリングしてあげて、お互いが納得出来れば利用しましょう。
依存=恋愛(友情)ではありません。ゼンリーの利用有無はさておき、お互いを尊重できる自立した関係を目指しましょう。